2018年4月1日 (日)
歯を失った部分を補う治療方法には、入れ歯やブリッジがあります。
この入れ歯やブリッジは補綴物(ほてつぶつ)と言いますが、補綴物を支えるために必要となるのが支台歯です。
もう少し分かりやすく説明します。
入れ歯やブリッジを装着するためには、入れ歯であればクラスプ(バネ)を他の歯に引っ掛ける必要があり、ブリッジであれば両端に橋を架けるための歯が存在する必要があります。
つまり、このクラスプや橋を架けるための歯が支台歯と呼ばれる歯です。
入れ歯やブリッジを支える歯なので、支台歯には当然、咀嚼時に他の歯よりも強い力がかかることになります。
ですので、支台歯になる歯は痛みや違和感が生じやすいというデメリットがあります。
こうしたリスクをできるだけ予防するために、歯科医院では入れ歯やブリッジをする前に、支台歯となる予定の歯が、強い力に耐えられるかを検査します。
またブリッジを選択した場合、安定的に固定するために支台歯の一部を削ることもデメリットの1つでしょう。
たとえ支台歯の役割を持つと言っても、健康な歯を削ることは人によっては大きいショックを感じるはずです。
« 子供の歯医者の選び方 予防歯科とは何か »
カテゴリー: 入れ歯