2018年4月30日 (月)
「歯は1日に何回磨くべきか?」という疑問は、歯の健康を気にする人にとって大きなテーマの1つだと思います。
ネットの情報記事や掲示板などで検索しても、意見がバラバラで混乱している人も多いのではないでしょうか。
ここでは正しい頻度について解説するので、ぜひ参考にしてください。
まず回数ですが、基本的には1日に2~3回が適切と言われています。
朝と晩の2回は必ず行うことが基本で、昼食後に食べ物が歯に詰まって不快感があったり、口臭が気になったりする人は、昼を含めた3回が目安となります。
では、なぜ朝と晩は欠かすべきではないのかを説明します。
起床時(朝)、口の中がネバネバしたり口臭がきつかったりする人は多いはずです。
この現象は、就寝時の唾液分泌量が少ないことや長時間水分を摂らないことが原因で、口内に細菌が溜まり不衛生な状態になっているために起こります。
つまり細菌が多く溜まっている起床時に歯磨きすることで、口内を清潔にする必要があるのです。
そして、就寝時にできるだけ細菌を増やさないようにするためには、就寝前(晩)に歯磨きをすることが重要になります。
歯と歯の間に詰まった食べカスや歯の表面についた細菌を放置したまま寝てしまうことによるデメリットは、起床時の不快感だけでありません。
虫歯や歯周病といった病気の発症確率を大幅に高めてしまうことにもつながるので、充分注意しましょう。
ちなみに、食後すぐに歯磨きをした方が良いと思い込んでいる人も多いですが、これは正しくありません。
なぜなら、食後の口内には細菌を押し流してくれる唾液がたくさん充満しているからです。
食後すぐに歯磨きをしてしまうと唾液も一緒に押し流されてしまうことになるので、反対に、菌が発生しやすい乾燥した口内の状態を作ってしまいます。
昼食後、口内に不快感がある人は、歯間ブラシやデンタルフロスなどで取り除くという習慣をつけることも方法の1つです。
カテゴリー: ホームケア