2018年5月10日 (木)
近年、セカンドオピニオンの考え方が浸透しています。
歯医者におけるセカンドオピニオンとは、『担当する歯科医師からの治療法の提案に不安や疑問がある場合、別の歯科医師に相談すること』です。
たとえば、担当の歯科医師から「抜歯はせず歯を削る治療で問題ありません」と言われたとします。その治療法に不安があったため他の歯科医師に相談したところ、「抜歯がベストな治療法です」と言われる可能性があります。
どちらを選ぶかは患者の自由なので、医師からの一方的でない、より広い選択肢から選べることがセカンドオピニオンの意義の1つです。
他にも、セカンドオピニオンの意義が2つあります。
○納得して治療に臨める
自分で決めた治療法と医院で治療を受けられるため、納得して臨むことができます。
「2人とも同じ意見だった」、「この先生なら信頼できる」といった安心感を持つことは、治療を成功させるためにもとても重要なことです。
○治療に対する意識が高まる
多くの場合、セカンドオピニオンを利用するためには1~2万円程度の費用がかかります。
その分、「絶対に治したい」、「頑張ろう」という具合に、治療に対する意識が高まるはずです。
これもセカンドオピニオンの意義の1つです。
ただ審美歯科治療などの保険適用外の治療を主としている医院だと、セカンドオピニオンにかかる費用は無料のケースもあります。
セカンドオピニオンを利用する上で大切なのは、「どちらの医師が間違っているのか」という考え方を持たないことです。
冒頭の例では2人の医師の意見が分かれましたが、決して『どちらかが間違った診断をしている』ということは言えません。
医師の姿勢や治療内容から、『自分がより安心して治療に臨める方を選ぶ』という意識を持つことが大切です。
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