2017年2月20日 (月)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
どんなものでも、その土台となる“根っこ”はとても大切です。家にとっての基礎、植物にとっての根っこ、人間にとっての足、など。根っこが崩れてしまうと、そのもの全体が機能しなくなります。
実は、私たちが日常的に使っている“歯”も、それは同じなのです。歯の根元が虫歯によって浸食されると、歯そのものの機能が健全に働かなくなるばかりか、放置することで体全体に悪影響を及ぼすことになります。
歯医者で行われる虫歯治療に欠かせない治療の1つが、「根管治療」と呼ばれるものです。根管治療では、まず、虫歯によって侵された歯の元となる根管を除去し、根管内の消毒・洗浄をします。そして、痛みや炎症を抑えた後、薬を詰めたり、被せ物をしたりするなどして治療する方法です。
虫歯治療では頻繁に行われている方法ですが、すべての虫歯に行われるわけではありません。
根管治療が行われるケースとして主なものは…
・虫歯が象牙質の深くまで達していて症状が深刻な場合
・虫歯が歯髄(神経や血管)にまで達していて、取り除かざるを得ない場合
・根幹に異常がある場合(膿や炎症など)
があります。
象牙質とは歯髄のすぐ上にある層のことで、ここまで虫歯が達していると、痛みやしみるなどの症状が明確に起こりことになります。
どこの歯医者でも行われている治療ですが、治療期間を断定することは難しいと言えます。なぜなら、虫歯の進行度や症状は人ぞれぞれですし、何より、根管の形が人によって異なるためです。1週間程度で終える人もいれば、2か月以上かかる人もいます。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「虫歯と根管治療」についてご紹介しました。
カテゴリー: 虫歯