2022年7月30日 (土)
■子供の歯磨き・口腔ケアの仕方やコツを解説
子供のお口の中は、大人と異なる点が多々あるため、歯磨きや口腔ケアの仕方も少し変わります。子供の歯は虫歯になりやすく、その進行も早いことから、正しい歯磨きの方法を早めに身に付けることが大切です。今回はそんな子供の歯磨きの仕方についてかんたんにご説明します。
▼子供の歯磨きはいつから始めるべき?
子供の歯磨きは、歯が生え始めてから始めるようにしましょう。標準的には生後6~8ヶ月くらいから下の前歯が生え始めますので、歯磨きもスタートしてください。ただ、生え始めの乳歯は、それほど念入りにブラッシングする必要はありません。歯磨きを嫌がるお子様も少なくありませんので、無理なくゆっくりと進めていくことが大切です。始めはガーゼで汚れを拭うだけでも清潔に保てます。
▼ひとり磨きと仕上げ磨きの両方が必要
子供がひとり磨きを行えるようになるまでには、かなりの年月を要します。小学校に上がっても十分なひとり磨きを行えないことも珍しくありませんので、そうしたケースでは仕上げ磨きも引き続き、継続してあげてください。歯磨きというのは、皆さんが思っているよりも難しいものです。一見よく磨けているように見えても、お口の中を専門家がチェックしたら、たくさんの汚れが残っています。ですから、歯が生え始めたらできるだけ早く歯医者さんに通うようにしてください。小さい頃から専門家によるブラッシング指導を受けることで、正しい歯磨きの方法が身に付きやすくなりますよ。
▼子供用の歯ブラシを使いましょう
子供の歯磨きでは、子供専用の歯ブラシを使うようにしてください。ヘッドの部分が小さく、持ち手も把持しやすいように設計されており、まだ歯磨きに慣れていない小さなお子様でも無理なくブラッシングできます。その際、歯ブラシのデザインや柄もお子様が好きなものを選ぶと良いでしょう。自分な好きなキャラクターがプリントされた歯ブラシなどを使うと、歯磨きが楽しくなります。
▼乳歯は虫歯になりやすいって本当?
子供の歯である乳歯は虫歯になりやすいという話をよく耳にしますよね。外観は永久歯と大差がないので、本当に虫歯になりやすいの?と疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。結論からいうと、乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすいです。それは正しい歯磨き習慣が身に付いていないことも関係していますが、そもそも乳歯は永久歯よりも未成熟であり、虫歯菌の酸によって溶かされやすいのです。しかも、エナメル質と象牙質の厚みが半分しかなく、放っておくとどんどん進行していってしまいますのでご注意ください。
▼まとめ
今回は、子供の歯磨き・口腔ケアの仕方やコツについて解説しました。たかとり歯科医院のでは、そうした口腔ケア方法の指導以外にも、フッ素塗布やシーラントといったクリニックならではの予防処置も実施しておりますので、お子様の歯を虫歯菌から守りたいという方は、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: ホームケア