2017年2月28日 (火)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
いきなりですが、虫歯の症状にはいくつかあることはご存じかと思います。痛み、しみ、腫れ、異物感、などです。しかし、虫歯の初期段階(C0、C1の段階)においては、こうした症状がまったくない場合もあることは、あまり知られていません。
このことから、悪意なく虫歯を放置してしまう人が多いのも現状です。また、症状が出ているのにも関わらず、「そのうち治るだろう♪」と気楽に考えて放置する人も少なくありません。
しかし、虫歯を放置することには、非常に重大なリスクが潜んでいます。もちろん、“基本的には”、虫歯は自然に治るものでもありません。虫歯放置によるリスクには、次のようなものがあります。
・夜も眠れないほどの痛みが襲う
・進行し、歯の神経が死んでしまう
・虫歯に侵された以外の歯や歯茎にも菌が入り、炎症や腫れが起こる
その他、ひどい場合は、副鼻腔炎や顎関節症などの病気になるケースも珍しくはありません。
さて、先ほど「虫歯は自然治癒することはない」と言いましたが、実は例外的に、自然治癒できるケースもあります。“基本的に”と言ったのは、このためです。
虫歯進行の初期段階では、虫歯が、まだ歯のエナメル質表面のところでとどまっていることがあります。(C0の状態)この時点で、虫歯の温床となる歯垢(プラーク)を、歯ブラシやデンタルフロスなどで完全に掃除したり、フッ素を塗って再石灰化を促したりすることで、自然治癒を目指すことができます。
これらの方法を自己判断で行うよりも、歯医者からのアドバイスを一言でも受けた方が、より効果は高まることは言うまでもありません。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「虫歯を放置することのリスクと自然治癒」をテーマにご紹介しました。
カテゴリー: 虫歯