2017年3月6日 (月)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
今回は、虫歯や歯周病を予防するために必要な知識、「歯垢(しこう)と歯石(しせき)の、違い」についてお伝えします。
◇歯垢とは?
歯垢は、プラークとも呼ばれます。いわゆる、歯の垢(あか)のことなのですが、歯垢はただの食べカスではありません。実は、何百もの種類が入っているれっきとした細菌なのです。
歯にネバネバ感がある時に、爪で歯を引っ搔いてみたことはありませんか?そこについている白っぽいものが歯垢です。細菌なので、もちろん、歯ブラシや洗口液などで毎日取り除くことが必要になります。歯垢は細菌の温床ですので、放置すると、虫歯や歯周病などの原因となります。
◇歯石とは?
歯石は、歯垢が固まったもの、と考えるとわかりやすいと思います。「石」という言葉が入っていることからもイメージしやすいのではないでしょうか?
普段のお手入れで取り除くことができなかった歯垢が、唾液中のミネラルと結合することで歯石になります。歯石が厄介な点は、歯ブラシや洗口液では取り除くことができないことです。放置している間に細菌が増え、歯垢同様、虫歯・歯周病の原因となります。
さて、歯垢は何とか自分で取り除くことができても、歯垢対策をするにはどうすればいいのでしょうか?方法は2つです。
・日々の歯磨きで事前に予防する
・歯医者で取り除いてもらう
まだ歯医者で歯石を除去した経験がない方は、もしかするとすでにできているかもしれません。虫歯や歯周病につなげないためにも定期的な受診をお勧めします。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「歯垢と歯石の違い」についてご紹介しました。
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