2017年3月10日 (金)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
過去、歯医者で治療をした方の中に、仮歯のまま放置してしまっている人はいないでしょうか?実はこれ、非常に危険です。今現在は、何の症状も感じられなかったとしても、この先(もしくはもうすでに)歯には大変な事態が起こっている可能性があります。
大変な事態とは…
・目立つ歯の汚れ
・虫歯菌の蔓延
・歯質の損傷、劣化
そもそも仮歯とは、金属やセラミックなどのしっかりとした材質の被せ物をする前段階で、装着される被せ物です。なので、強度や菌への抵抗力は決して強くなく、劣化や着色による見た目の悪さなどが目立つことになります。
さらに、歯医者での虫歯治療の過程で、仮歯を入れている場合。まだ完全に取り除かれていない虫歯菌や、新たに増殖した虫歯菌が、仮歯と歯質、仮歯と周辺の健康な歯を侵すことにもなります。こうなると、せっかく歯医者に通った時間とお金が無駄に終わるどころか、さらなる治療の長期化というデメリットも抱えることになります。
特に、歯質の損傷や劣化は深刻です。なぜなら、虫歯によって溶かされた歯質は、二度と元に戻ることはないためです。歯の表面を覆うエナメル質よりも、歯の内部は菌への抵抗力が弱いので、仮歯では十分に残された歯を守ることができません。
たまに、仮歯にした段階で治療を自己判断でストップする人がいます。思い当たるふしがある方は、できるだけ早く再診してもらいましょう。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「仮歯放置の危険性」についてご紹介しました。
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