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銀歯は着色が残る？

2017年3月20日 (月)

彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。

子どものころ、虫歯や何らかの衝撃で欠けた歯に、「銀歯を詰めて治療した」という経験がある方は多いのではないでしょうか？少し前までは、詰め物・被せ物治療で当たり前のように使用されていた銀歯ですが、実は、歯の健康に少なからず影響を及ぼす場合もあるのです。

 

その影響の１つとして、今回は、「銀歯による着色」を取り上げてみたいと思います。銀歯は当然、金属でできています。ですが、銀そのもので作られているわけではなく、「金銀パラジウム合金」といういくつかの金属が配合されたものが、一般的な歯医者では使用されています。

 

では、銀歯と着色、どこに関係があるのか。

それは、「銀歯の経年変化」に答えがあります。銀歯は合金といえども、金属であることには変わりありません。当然、地球上のすべての物質と同じように、時間が経つにつれて、劣化することになります。銀歯が劣化すると、イオンとなって溶け出します。その成分が、歯やその周辺を、黒く着色してしまうことがあるのです。

 

この着色は、しっかりと染みついてしまっていることが多いので、虫歯同様、爪でこすったり歯ブラシでこすったりしても簡単に取れるものではありません。歯医者で歯を削って除去することが、一般的な治療方法となります。

 

黒ずんでいるため、よく虫歯と勘違いされることもあります。痛みや腫れがないにもかかわらず、長期間、色が取れない場合は、虫歯ではなく「銀歯による着色」を疑うべきかもしれません。セルフチェックでは判断が難しいので、時間にゆとりのある人は、ぜひ歯医者への検診をお勧めします。

 

以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「銀歯の着色」についてご紹介しました。