2017年3月24日 (金)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
虫歯治療における銀歯について意外と知られていないのが、金属アレルギーとの関係性です。「金属のネックレスや指輪はダメだけど、銀歯は大丈夫なの?」という疑問が出るのは当然のことだと思います。
実は、銀歯によって金属アレルギーが起こることに注意が促されるようになったのは、ごく最近のことなのです。ですので、世間の認識も低いのだろうと思われます。銀歯を中心とした、歯医者での虫歯治療に使用される金属は、数種類あります。
・金銀パラジウム合金
・アマルガム
・ニッケルクロム合金
・金合金
といったものです。
虫歯治療で多く使われる金属は、金銀パラジウム合金が一般的です。
銀歯が金属アレルギーの方に影響を与えるのは、唾液や酸によって、金属が口内でイオンとして溶け出して、体の中に入り込むためです。金銀パラジウム合金はその程度が、アルマガムやニッケルクロム合金より大幅に低いため、使用されています。しかし、いろいろな金属で構成されていることから、金属アレルギーに対して、決して「100%万能」とは言えません。
こうした事情からも、歯医者で勧められる詰め物・被せ者としては、金属以外のものが主流になりつつあります。例えば、レジン、セラミックなどが典型的なものです。
虫歯治療の際には、歯医者で自分の過去のアレルギー等について正確な情報を伝えるようにしましょう。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「銀歯と金属アレルギーの関係性」についてご紹介しました。
カテゴリー: 補綴