2017年3月26日 (日)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
突然ですが、質問です。
「人は生まれたときから、虫歯の菌を持っているのでしょうか?」
「それとも、外から口の中に入ってくるのでしょうか?」
答えは後者です。
多くの場合、赤ちゃんの時に、お母さんやお父さんから虫歯菌を受け取ってしまうことになります。それは、何気ない親子のスキンシップの中で起こります。例えば、次のようなケースで虫歯菌が赤ちゃんにうつることになります。
・親が口に入れた箸やスプーンを使う
・親がかみ砕いた食べ物をあげる
・キスをする
どこの家庭でも当たり前に行うことなので、驚かれた方もいるかもしれません。冒頭でも言ったように、虫歯菌は、元々口内には存在する常在菌ではありません。しかし、一度入り込んでしまうことによって、常在菌として一生、常に口の中に存在することになるのです。
虫歯の発生を予防するためには、歯医者への定期検診をしたり、上記のような3つのスキンシップを控えたり、ということが大切になります。また、赤ちゃんには、口内環境を清潔に保つケアが自分ではできません。できれば、歯医者など、専門家からのアドバイスを受けながら、キレイな専用のガーゼや乳児専用の柔らかい歯ブラシなどで、歯と歯茎を丁寧に掃除してあげる習慣をつけましょう。
特に母乳を与えている時期でも、乳歯が生え始めてくると虫歯菌が増えやすくなると言われているので、毎日のケアは欠かせなくなります。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「虫歯は赤ちゃんにうつるのか?」についてご紹介しました。
カテゴリー: 虫歯