2017年4月17日 (月)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
現代病の1つとも言われている歯周病。皆さんは、歯周病は何歳くらいから発生すると思いますか?30歳、40歳、60歳などなど。様々な意見があると思います。
結論から先に言いますと、実は、歯周病が発生する可能性がある年齢に、制限はほぼありません。小学生でも発生することはありますし、もちろん、高齢者にも起こり得る病気です。
一般的に、「歯周病対策は30歳を過ぎてから!」と言われているので、中年から高齢の方にかかる病気だと思われがちですが、それは確率が上がるというだけで、「若者は100%発生しない」というわけではないのです。
これは、厚生労働省のe-ヘルスネットで公表されている、「歯科疾患実態調査」のグラフです。2005年に比べると2011年はほぼどの年代でも減少していますが、15歳~24歳の若年者は、わずかですが増加していることがわかります。(6年に一度行われるので、次の調査は平成29年)
若者に歯周病が増えている理由は、スマホ・パソコンの過剰使用による生活習慣の悪化、食生活の変化、虫歯減少による歯医者受診の減少、などが要因だと言われています。年齢を重ねるごとに増えるのは、口内の健康を保つ機能(唾液分泌など)の低下や、血流不順などにより、歯や歯茎の栄養分が衰えていくことにあります。
いずれにしても、ここでの説明から年齢を理由に、「歯周病に無関心でいてもいいわけではない」ことはお分かりいただけたのではないでしょうか?少しでも知識を持っておくことで、セルフケアで予防したり、歯医者や病院で相談したりすることができます。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「歯周病が発生する年齢」についてご紹介しました。
カテゴリー: 歯周病