2017年4月23日 (日)
彦根市稲枝にある歯医者のたかとり歯科医院です。
「歯や歯茎に時々、痛みを感じる…」という人はいますか?それは、もしかすると歯周病かもしれません。しかも、痛みを感じているということは、すでに歯周病の症状が進行している状態です。
歯周病は、進行とともに痛みが生じる要因も増加していきます。なぜなら、口内の細菌が歯の表面であるエナメル質や歯肉(歯茎)を溶かしていくためです。溶けて表に出てきた内側の部分(象牙質や歯髄)は、エナメル質よりも刺激に敏感であるため、痛みが増していくことになるのです。
では、こうした痛みが日常生活の中で起こった場合、どのような対処法があるのでしょうか?もちろんすぐに歯医者に行ける状況であればいいのですが、そうでない場合の応急的な対処法は、次の4つです。
・冷たい(熱い)飲食物を避ける
・歯磨きは力を入れすぎない、ゆっくり行う
・食べカスをしっかり除去する
・市販の痛み止めを飲む
冷たい(熱い)食べ物や飲み物は、歯の神経に刺激を与えるので「ズキッ」という痛みが起こりやすくなります。また、歯と歯の間に残った食べカスは、血管や神経を圧迫する可能性もありますし、何より歯垢(プラーク)を増やす原因ですので、しっかりと取り除きましょう。
他にも、お酒などのアルコールは、刺激になるとともに水分を奪うので、口内環境を悪くさせます。喫煙も、同じ理由で、痛みがあるときは避けるべき行為です。
一度痛みが起こると、夜も眠れないほど痛む人もいます。そうなる前に(自覚症状が出る前に)、定期的な歯医者への検診で、予防を心がけましょう。
以上、彦根市稲枝にある歯医者、たかとり歯科から「歯周病の痛み」についてご紹介しました。
カテゴリー: 歯周病