2018年3月14日 (水)
今回は、虫歯の再発についてです。
「治療をしたのにまた同じところに虫歯が!」
こんな経験をしたことがある人は少なくないと思います。
同じ歯が虫歯になる原因は、大きく分けると2つあります。
1つ目は『被せ物』、2つ目は『虫歯の取り残し』が原因のものです。
それぞれ説明します。
○被せ物が原因によるもの
被せ物とは、虫歯の治療で歯を削った後に被せる人工の歯のことです。
被せ物をすると、歯の機能を回復させることは当然できるのですが、歯と被せ物をつなぐ境目の部分にすき間ができる場合があります。
このすき間はプラーク(歯垢)が溜まりやすい部分でもあります。非常に小さなすき間で歯ブラシでも取り除くのが簡単ではないため、プラークが溜まり虫歯が再発してしまうのです。
○虫歯の取り残しが原因によるもの
世の中に100%はありません。
歯のプロである歯科医師であっても、判断を見誤ったり、虫歯を見逃したりしてしまうことがあります。つまり、治療の際に取り残した虫歯菌が元となって、同じ歯が虫歯になるケースがあるのです。
治療後、数時間~数日でしみや痛みといった異変が起こった場合は、虫歯の取り残しである可能性が高いのですぐに歯科医院を受診しましょう。
いずれの場合でも、普段から歯科医院に検診に通っている人であれば症状の進行を早めに食い止めることが可能です。
過去に虫歯を治療した歯科医院と別の医院を受診しようとしている人は、そのことを新しい担当医に報告しましょう。
しっかりと伝えることで、虫歯の再発を防ぐためのアドバイスをしてくれるはずです。
カテゴリー: 虫歯